インド: 映画、メディア＆エンタメ「市場」情報: 10月 2010

2010/10/30

スパイス・モビリティー、インド初の3D携帯電話端末を発売

写真：インドスパイスモバイルが発売の3D携帯電話端末。3Dマルチメディアが使える。

インドチャネル

スパイス・グループ傘下の携帯電話端末メーカー、スパイス・モビリティーは10月24日、インドで初めての3D（3次元）表示が可能な携帯電話「ビューD」を発売した。専用メガネなしに立体画像や立体動画を楽しめ、価格は4299ルピー.....同社のナビーン・ポール副社長（マーケティング担当）は、「3Dのコンテンツや機器の人気が高まっているので、当社も携帯端末でこの分野を開拓したい。スマートフォン（高機能携帯電話端末）を求めるユーザーを対象にビューDを開発した。。。

米グーグル、インドで音楽検索サービスを開始へ

写真：グーグル・インドの音楽検索サービスページ画面。こういったインド国内向け合法的なサービスは既に数年前から色々とありますが、グーグルの検索ページの圧倒的な人気からそういったサービスを統一させ、その傘下でユーザー数を集めやすいと言えるでしょう。

米グーグル、インドで音楽検索サービスを開始へ

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 - ‎2010年10月21日‎

【ニューデリー】インターネット検索最大手の米グーグルは、インドでネット上での合法的な音楽ストリーム配信とダウンロード用の検索を容易にするための音楽検索サービスを開始する計画。これにより、インドの娯楽産業にとって足かせとなっているデジタル著作権侵害のまん延への対処を目指す。グーグルは数日後に、インドのデジタル音楽プロバイダー3社との提携を通し、検索サービスに新たな機能を追加することになる見込み。これらプロバイダー3社は、インドの映画関連ヒット曲からクラシック音楽に至るまで、合計で数十万に及ぶ同国楽曲の著作権を有している。

　インドのユーザーがグーグルの検索バーに曲名を書き込むと、それに応じてグーグルの提携企業からの上位リンクが表示される。同提携企業には、インド最大の音楽企業サレガマ・インディアやニューヨーク拠点の配給会社Saavn、ポータルサイトウェブ・ポータル・イン・ドット・コムが含まれる。関係筋らによると、リンクをクリックすることにより、ポップアップ式の音楽プレーヤーが作動し、検索したコンテンツが無料でストリーム配信されることになる。。。

Googleインド音楽検索ページ直接リンク：
http://www.google.co.in/music/

ノキアシーメンス、インドでTD-LTEのデモを披露

EE Times Japan - ‎2010年10月24日‎

ノキアシーメンスネットワークス（NSN）はインドのバンガロールで、時分割複信（TDD：Time Division Duplex）方式を適用したLTE（Long Term Evolution）の標準規格「TD-LTE」のデモをインドのブロードバンド用周波数帯を用いて披露した。このデモでは、市販のハード ...

2010/10/26

インドのスマートフォン人気

写真：一般モバイル専門チェーン店の前に並ぶブラックベリー携帯電話の広告。

インドでスマートフォーンと言えば、ブラックベリーのイメージが強く、電子メールに強いことから最も人気ですが、この数年間ほか多数の国際・国内ブランドが増えています。買い手からの要望で言えば、全てのスマートフォンから音楽再生は当然のように求められていますが、この2-3年間は高画質動画再生やウェブ検索などでWi-Fi機能が重視されています。次に本年末から開始する予定の3Gサービスに合わせ、既に現在多くのスマートフォンが対応しているモデルが多いですが、そうではない電話機も必ず3G対応でなければ、売れなくなる可能性も出てくるでしょう。

インドのスマートフォン人気

WirelessWire News - ‎2010年10月14日‎

インドのスマートフォン市場は今後2年間の間に現在の2倍以上になる見込みである。 ○ハイエンドのスマートフォン市場はグローバルなメーカーが中心となるが中低価格帯市場はインドメーカーが健闘している。テクノロジー系調査会社であるCanalysの調査によれば、アジア。。

ワコム、インド現地法人を設立、「Bamboo One」を2011年に発売

ワコム、インド現地法人を設立、新興国に向け「Bamboo One」を2011年に発売

マイコミジャーナル - ‎2010年10月20日‎

ワコムは、インド市場における事業基盤確立のため、現地法人Wacom India Private Limited(所在地:ニューデリー)を設立し、2010年11月1日より営業を開始すると発表した。また、新興国コンシューマ市場向けに開発したペンタブレット新製品「Bamboo One」をインド ...

ソニー「プレイステーション」、インドでの販売は前年比45％増

写真：（上）ソニーSCE社のインド代表者・カントリー・マネージャーのアティンドリヤ・ボーズ氏、（下）インド市場向けのPS3コンソール販売パックはたいてい1～2ゲームがサービスで付いていることが多い。

ソニー「プレイステーション」、インドでの販売は前年比45％増か
インドチャネル
ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）は今年、ゲーム機「プレイステーション（PS）」をインドで35万台販売する見込み。これは昨年の24万台から45％増となる。。。　カントリー・マネージャーのアティンドリヤ・ボーズ氏は、「2007年のPS発売以来、インドのゲーム市場は飛躍的な成長を見せているが、今なお未開発な市場のひとつだ。インドの中流階級においてゲーム文化をより強固なものとし、この成長トレンドを確固たるものにしたい」と語った。インドのコンソール型ゲーム市場は45億ルピー規模で、そのうちPSは80％のシェアを占め。。。

2010/10/21

インドラバサ市、ハリウッド・テーマパーク事業で米MGMと契約

写真：現在開発中のラバサ市。完全にインド民間建設企業のHCC Constructionsによる企画と実施計画。デッカン高原にある位置づけでもプネ市から2時間ぐらいで行け、全ての考えられるビジネス、住居、娯楽やリゾート施設が計画に入っていて、現在建設中。一流ビジネスホテルなどは既にオープンしています。ここのまだ土地ある中今度ハリウッドMGMスタジオといっしょにハリウッドテーマパーク事業で契約に入った。

ラバサ、ハリウッド・テーマパーク事業で米MGMと契約
インドチャネル - ‎2010年10月19日‎
建設大手ヒンドゥスタン・コンストラクション（HCC）傘下のラバサは、映画メジャーの米MGMスタジオとの間で、インド初のハリウッド・テーマパーク事業についてフランチャイズ契約を結んだ。このパークはプネ近郊に開発中の大規模複合都市「ラバサ・シティー」内の約30万平米の敷地に開設される。消息筋によると、初期投資額は45億ルピーに達するという。。。　同消息筋は、「45億ルピーの投資は、ラバサが設立する特別目的事業体（SPV）を通じて、パーク開設までの3－4年をかけて実施される。当初契約では、フル・オープン時点で年間200万人が来場する前提。。

2010/10/20

ニューデリーコモンウェルス・ゲーム（英連邦大会）テーマソングのビデオ

2010年コモンウェルス・ゲーム（英連邦大会）のテーマソングをインド国内からはじめ、今世界的に知られ、去年あのイギリス映画「スラムドッグ。。」の作曲でアカデミー賞を２冠受賞したインドAR Rehmanが作曲し、歌いました。最初はこの大型イベントのテーマにしては渋いというインド国内からの声がありましたが、開会前にリワークをされ、最終的には以下ファイナル曲とビデオのとおり、大ヒットをしています。Rehmanがこのテーマソングを開会式現場で歌ったほか大会が開催中に常にテレビやCMなどでよく使われ、思い出に残るコモンウェルス・ゲームの一つのなごりある記念となりました。

インドコモンウェルス・ゲーム（英連邦大会）閉場式写真、ビデオ動画

オリンピックとアジア大会に次ぐ３位とされるスケールのコモンウェルスゲーム（英連邦競技大会）が今回現在まで6700名の選手が参加上規模最大の大会となり、英連邦に所属する71カ国や地域のスポーツ選手が参加し、ニューデリーで開かれていたコモンウェルスゲーム（英連邦競技大会）が14日夜、閉幕を迎えました（以下写真とビデオ動画）。開催前時点では準備の遅れなどが問題にされ、インド内外からのメディアによる大騒ぎを招いていた大会は大成功に終わりました。開会式イベントのスケールと豪華さ、逆転と見られた素晴らしいセレモニーやプレゼンからはじめ、12日間に及び開催された全てのスポーツ試合が無事終了しました。不安と疑問を抱えていたインド国民も評価しただけではなく、海外のメディアの厳しく批判をしてきた特にイギリスとオーストラリアの厳しいメディアジャーナリストも拍手で歓迎し、その最終的な記事には「驚いたほどの反転だった、あれほど批判するものではなかった、メディアに厳しくやられ過ぎた、期待以上に素晴らしく終了」などで終わりました。また、閉場式ではCWG大会世界会長のMike Fennell氏が開始前にかなり心配をしていたに対し、「治安、交通など最高だった。会場は世界レベルだった」などとインド側をたたえてくれました。また、実際参加した選手たちも最終的には心配と聞いてきた「食事、宿泊、交通、安全面」など面が非常によくできていたと評価をされた上で終了しました。選手たちのインタビュー内容はインド国内メディアが取材した際のみではなく、海外メディア対象の取材の際も同じでした。

大会はインドの経済成長を国際社会に印象づける効果があったとみられています。一応、インド選手団が最終的に101のメダルを獲得し、全体的なメダル獲得数では２位で終わり、インド国内では国民からはじめ、通常厳しいとされるインド国内メディアにも大会そのものが称賛されました。

今回の大会を開催したことで、ニューデリーのインフラ整備は力を入れられ、かなり前進をしたと言えます。経済効果は50億ドルと言われているものの、一方、全体的な費用の最終的に公表された数字（10月20日公表、以前はより高い数字が報道されていました）としては27382 Croreルピーの約6085億円ほどの費用がかかってしまい、予算オーバーをしてしまったことが国内ではまだ否定を受けていることには変わりありませんが、長期的に言えば、インフラ整備改良による効果もそうでしょうが、何よりも現在からはじめ（2025年までそうです）世界で最も平均年齢が若い国のインド国内の若い人たちに与えたスポーツに対する熱烈とこれからのスポーツに対する大きな夢が最大の効果だと言えます。写真について：以下は閉場式からの写真で、インド文化関連が中心にプレゼンされましたが、いつもの習慣に合わせ次回英連邦大会のホスト国に確定しているスコットランド国からの「2014にスコットランドへ。。」と歓迎の民族舞踊及び象徴的な建物組み立てプレゼン（20分程度。写真は一番下の3枚））なども行われました。当閉場式には言うまでもなく、大会に参加をした選手団も全て参加し、インド音楽やボリウッド曲演奏に合わせ踊ったりし、その盛り上がりが見物でした。

閉場式ビデオ動画：最後の10分間ですが、そのうち最初の４分間がボリウッドの名歌手たちと共に終了を迎える豪華な花火です。実際の生放送は2時間ほどでした。ちなみに、以下ビデオはインド国内ハイビジョン放送映像のままですが、インドの国語ヒンディ語でのコメンタリーが入るため、イギリスＢＢＣの生放送からの動画にしました。閉場式後のＢＢＣスタジオに見られるゲストはイギリス人選手です。

2010/10/19

製作費最大のインドSFX映画「ROBOT」、製作費３５億円

元々ムンバイ発の主流ヒンディ語映画（ボリウッド）ではなく、南インドのタミル語で企画されたがヒンディ語版も公開されました。インド映画歴史では予算が最大の１６億ルピー（約３５億円）で製作され、ハリウッドと変わらない特別効果やソフトが相当な頻度で使われたためです。主人公のギャラだけで４～５億円ぐらいだと見られています。主人公はタミル語映画のスーパースターのラジュにカントで、女優にはボリウッドの美しいといわれる元ミスワールドのアイシュワリヤライです。

ハリウッド映画みたいなインド映画「ROBOT」

ギズモード・ジャパン - ‎2010年10月4日‎

インド映画というとボリウッドと呼ばれる歌と踊り満載のミュージカルチックなムービーという印象が強いですが、この「ROBOT」は予告編を見る限りは、割とSFXもしっかりしているし、ノリもクールな印象。なんだかハリウッドみたい。普通の映画として楽しめそうです。 ...

2010/10/18

「ミッション：インポッシブル」に「スラムドッグ」、「24」のインド人俳優

写真：（上）アカデミー賞を受賞した「スラムドッグ」にも肝心なパートで主演、（中）アメリカでの大ヒットテレビシリーズの「24」の共演相手のアメリカ俳優と一緒に、（下）女優になった娘のSonam Kapoorと一緒

「ミッション：インポッシブル」に「スラムドッグ」「24」のインド人俳優

eiga.com– 10月12日

インド人俳優アニル・カプールが、「ミッション：インポッシブル」シリーズ最新作に出演することになりそうだ。カプール自身が、米ハリウッド・レポーター誌に「プロジェクトへのオファーを受け、『イエス』と答えたよ」と語った。 ...作品賞を含むアカデミー賞8部門に輝いた「スラムドッグ＄ミリオネア」のクイズ番組司会役でブレイクしたカプールは、その後、TVシリーズ「24」ファイナル・シーズンで、和平外交のために訪米する中東のリーダー役に抜てきされている。俳優歴20年以上のキャリアを誇り、インド本国では100本以上の映画に出演している。。

ブラッド・バード監督がメガホンをとるトム・クルーズ主演「ミッション：インポッシブル」最新作には、準主役として起用されるジェレミー・レナーのほか、スウェーデン映画「ミレニアム」シリーズのマイケル・ニクビスト、TVシリーズ「LOST」のジョシュ・ホロウェイら新キャストの出演が決定。。。

2010/10/13

印メディア大手リライアンス、トム・ハンクスの映画制作会社と提携

写真：（上）本提携が公表の際Reliance Entertainment社長とCEO、（下）Reliance ADAGグループAnil Ambani会長

リライアンス・ビッグ・エンターテインメント、トム・ハンクスの映画制作会社と提携
インドチャネル
リライアンス・ADA・グループ傘下のメディア企業リライアンス・ビッグ・エンターテインメント（RBE）は10月1日、ハリウッド・スターのトム・ハンクス氏などが経営する米国の制作会社プレイトーンと提携し、アニメ作品やソーシャル・ネットワーキング・ゲーム、携帯電話向けアプリケーションの制作を行うと発表した。RBEのプレスリリースによれば、両社は「エレクトリック・シティー」という名称で、複数のプラットフォームからなるデジタル・エンターテインメント・プロジェクトを手がける。エレクトリック・シティーは、エネルギー消費や情報の自由、罪と罰といったテーマを通じて、将来の文明を垣間見せる内容になる。プロジェクトの指揮・管理は、RBE傘下のゲーム企業ザパック・デジタル・エンターテインメント（ZDEL）が担当。。。

新聞紙に音声広告：インドフォルクスワーゲン新車広告

写真：「ＶＷ製造工場から完成した自動車がラインから離れていくのが辛い」、までＶＷエンジニアが気合を入れ込んだ車だというインド国内向け広告の音声版チップが新聞紙のこの広告の上に付いていた。

インドの代表的な新聞のTimes Of Indiaがその9月28日の新聞紙に感光発音チップを組み込み、読者が新聞をめくると新車の音声広告が聞こえてくる仕組みの新聞を発行しました。ラジオなどで放送されるようなものと同じで録音された音声の広告が流され、革新的な広告形式のもの読者を驚かそうとしました。新聞側としては新しいものを感じて欲しいという思いがありましたが、突然音が鳴り出すものだから一般人の間には最初触る前時点から音声が聞こえることから警戒をし、中には警察に連絡した人もいたそうです。こういった広告で邪魔や迷惑になったという批判的な声もありました。が、一応、全体的には新しい実験としては大成功をしたそうです。フォルクスワーゲン自動車の新車発表の広告でしたが、それなりに当モデルが音声が流れるチップが貼り付けてあったこの広告を通じて知られるようになった効果は確かに得られたそうです。インド国内マーケティング会社、ＰＲ会社とフォルクスワーゲンのインド本社が共同企画をしたそうです。

マハラシュトラ州政府、アニメとゲームなど4産業を優遇対象に格上げへ

マハラシュトラ州政府、アニメとゲームなど4産業を優遇対象に格上げへ
インドチャネル
インドのマハラシュトラ州政府は、アニメおよびゲーム産業を優遇産業に格上げし、関連各社にIT企業と同様の優遇措置を適用する法案を州議会に提出する意向だ。アニメとゲームだけではなく、関連部門である視覚効果およびマンガ産業の事業者にも同じように恩恵を与えること ...

2010/10/09

インド「コモンウェルス大会」開会式高画質動画：5000年の歴史、文化が舞台

インド経済関連情報HP　http://indojouho.blogspot.com/　より
2010年インド首都ニューデリーで開催中のCWG（英連邦大会）開会式はインド側主催組織によりインドのハイテックな面や大型映画界のボリウッドやハイテックな面を完全に避け、インドの5000年に渡る歴史、文化や日常のカルチャ面を中心の舞台に描くイベントになりました。スタジアムにいる現地観客は完全に支援をしたスペクタクルな式となり、世界的に評価をされ、ビデオがインターネットで元々の期待を遥かに上回り出回っています。インド歴史の中からの多数の面からはじめ、様々な文化面を濃縮しプレゼンされたイベントで、どうぞ楽しんでください。

一応、以下動画は開会式の全体をカバーしたものではなく、メインの部分が楽しめる動画です。最後のビデオでは去年アカデミー賞を受賞のインドAR Rehman作曲家による今回大会のテーマソングが見られます。尚、以下動画はインド国内テレビで生放送されたままのものですが、インド国内放送では現地言葉のヒンディ語も入ったため、国際BBC放送からの英語コメンタリー付きの動画にしました。

ビデオはどれもハイビジョン放送画質ですが、再生ボタンを押した後、画質レベルを選択してください。画面右に表示される画質度の360（自動）、480ｐ、720ｐ（ハイビジョン）、1080ｐ（フルハイビジョン）まで選択可能です。