2009年最初のサープライスヒット作品:実験的な作品と言えるDevD、そしてこの7-8年間低・中予算のこういった映画がここまで頑張ってきたと言える作品でもあり、新世代の監督Anurag Kashyapの腕でもある。ほとんどに関して都市・副都市部でのヒットですが、内容はインド国内報道からはじめ、いわゆるHPやブログで相当な評価を受け続く。恐らく、インド外では「えーっ、インド映画?」という感じかもしれません。
日本語レビュー・あらすじはこちらHPリンクへ:
。。。「Dev. D」は、現代版「デーヴダース」という一言ではとても表現し切れないくらい多くの斬新な要素が詰まった実験的作品である。音楽、映像、ストーリー・テーリング、性描写など、あらゆる意味で超インド映画的でありながら、ギリギリのところでインド映画らしさも失っていない。これは単なる突然変異なのか、それともインド映画がひとつの進化の方向性を示したと受け止めるべきなのか、今のところ結論は出せない。しかし、タイミングから言えば、英国映画「スラムドッグ&ミリオネア」に対するインドからのひとつの解答とすると都合がいい。おそらくその過度の先進性から、インド人観客の間での映画の反応は大きく分かれると思われるが、インド映画が決して定型通りの「歌って踊って」映画ばかりでないこと。。。。。絶好の作品の一本だと言える。とりあえず今年必見の映画の1本に数えたい。