インド家電大手のVideoconがインド国内における7つ目の衛星DTHサービス(日本で言えばスカイパーフェクト衛星放送に相当する)を5月1日から開始しました(上、ロゴ)。既にに競争の激しいDTH市場で7つ目のDTHプロバイダーがどのように営業作戦を組むかですが、Videoconは独自の販売戦略に乗り出しました。まずは販売先のDealerを最重要にすることからはじめ、本サービス開始前のパーティを香港近くのマカオ島に開催上、2500人のインド国内ディーラー代表を招待し、Dhoot会長が接待をしました。インド国内の計15000箇所の店舗で販売計画のVideoconDTHサービスは「D2H」というブランド名となっています。独自な販売戦略としてはVideoconのテレビ内臓のデコダー付で販売すること、インド初となるやり方の、テレビを買い替え、または地方では新品を買う際に、買いたくなるいい価格帯に設定し、アンテナも込みの価格で販売する計画となっています。既に6つの国内DTHプロバイダーが1200万世帯を取得していて、続けて積極的な販売戦略上活動している中、どこまで売れるかはこれからの課題ですが、当社としては6年間内1千万世帯取得をターゲットにしているそうです。一応、後3年内では今のDTH世帯数が倍増する見込みとなっています。現在インドのDTH及びケーブルテレビの総世帯数は8200万世帯となっています。
Videoconは昔からテレビ、洗濯機、ほかの家電を生産してきたインド国内大手で、現在国内数箇所で工場を所有していますが、数年前に欧米での家電大手のThomsonを買収し、そのプラズマや液晶テレビの工場に増資上、インド国内でプラズマ、ほかを販売しています。数年前に販売チェーン店も設立上、Videocon以外の安売りブランドも含めて販売しています。この数年間都市部ではプラズマ以外にはそれほど人気ありませんが、地方では売れる人気ブランドとして知られています。
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