2012/02/16

ソフトバンク・ドコモ 印8億市場 提携、出資活発化‎


ソフトバンク・ドコモ 印8億市場 提携、出資活発化
SankeiBiz - 2012年1月23日
携帯電話の普及が急速に進むインド。契約数は昨年3月に8億を突破、4月に9億を超えた中国を猛追している。巨大市場での事業拡大につなげようと、日本の携帯大手が現地企業との提携や出資を活発化させている。

 「急成長ぶりはすさまじく、数年後には利用者が世界最大になる」。ソフトバンクの孫正義社長はインド市場の将来性を高く評価する。同社は昨年6月、現地の携帯最大手バルティ・エアテルの親会社バルティ・グループと合弁会社BSBを設立。大蘿淳司最高経営責任者(CEO)は「きめ細かいサービスを積み上げることで日本の成功モデルを移植したい」とし、ゲームや電子商取引(EC)など携帯向けコンテンツの提供を目指す意向だ。

 ソフトバンクは、スマートフォン(高機能携帯電話)などへの広告配信で急成長を続けるインド企業インモビにも出資。同社のナビーン・テワリ創業者兼CEOは「(ソフトバンクの出資を受けて)付加価値の高い分野に積極的に注力し、シェアを拡大したい」と意気込んでいる。NTTドコモも、2009年に地場のタタ財閥系のタタ・テレサービシズ(TTSL)に26%出資。日本で培った高機能サービスを提供し、収益拡大を狙う。。